曲の背景を知ろう
- 13flute
- 9月26日
- 読了時間: 2分
更新日:1 日前
新しい曲を吹く時、ワクワクしますね。
コンサートなどで聴いてやってみたかった曲や憧れだった曲を演奏するのは嬉しいものです。
一生懸命に譜読みをして、難しいところも何度も練習して、ひと通り滞りなく吹けるようになってくると「できるようになった!仕上がった!」という気持ちになるかも知れません。
でも、ちょっと待って。
例えば物語を音読する人を思い浮かべてみてください。
間違えずに綺麗な声でスラスラ読んだとしても、読み手がその内容を理解していなかったら、その物語は聞いている人の心に響くでしょうか?
読み手が内容を理解し、作者が伝えたい感情を理解して伝えてこそ、心に響くのです。
音楽も同じ、ただ楽譜通りに演奏するだけでは心に響きません。
作曲家の生まれた年代や育った国、その時代の背景などを知ったり、曲を作る経緯、誰のために作曲したのか、影響を受けていた作曲家がいたのか、などを知ることが大切です。
これらの曲の背景を知ることは曲を深く解釈するヒントになるからです。
外国の出版社の楽譜の表紙の裏などに、よく曲の解説が書いてあります。
昔は辞書を片手に四苦八苦していましたが、今はスマホをかざすだけで日本語に翻訳されますね。
ぜひ、一読してみてください。
知れば知るほど、その曲への愛着も強くなることでしょう。
フルート教室ハーモニーharmony 小川祥子
