心を込めて演奏
- フルート教室ハーモニーharmony

- 9月2日
- 読了時間: 1分
更新日:9月6日
ずっと以前、おそらく2〜30年くらい前だと思いますが有名な女性ピアニストが「自分の気持ちを込める必要はない。演奏とは作曲家の意図、思いを解釈するもの」みたいな話をしていたのを聞いた事があります。
当時とても印象に残ったというか、ハッとした言葉でした。
この時あたりから、聴き手の感情が揺さぶられるような演奏とはどういうものだろう?
よく「心を込めて」とか「気持ちを込めて」と言うけれど、それは必要ではないの?と考えていました。
意識しなくとも、演奏者のさまざまな人生経験などから音色や音楽に個性が現れます。
それなら特別に心を込めなくても良いのでしょうか。
自然に現れる個性は確かにあるけれど、更に意識して魂を込めたら、もっと深くなるのではないかしら…?
(「心」をもっと深く表現したくて「魂」と書きました)
もちろん、作曲家の意図や気持ちを解釈すべく研究や、土台となる演奏技術は必要だけれど、やっぱり、魂を込めて演奏したいなと思ったのでした。
上述のピアニストの言葉は「作品の意図や解釈を差し置いての表面的な自己満足的な感情は必要ないよ」という意味なのかも知れませんね✨
フルート教室ハーモニーharmony 小川祥子



